書き換える、わたしたちの未来。RE:VISION
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久保田徹朗

久保田徹朗

メンバーインタビューでは、RE:VISION ART PROJECT を企画・運営するZ世代のメンバーをご紹介します。第一弾は、本プロジェクトのコピーライティングや、クリエイティブの制作及びディレクションを担当する、久保田徹朗(くぼたてつろう)のインタビューをご紹介します。


Q. 自己紹介をお願いします!

フリーのコピーライター・ディレクターをしています、久保田徹朗です。普段は、ENGINEという屋号で、社会問題の解決や地域活性化等を目指す企業・団体のクリエイティブを支援しています。 

大学時代から、NPO法人Learning for All という「子どもの貧困」の解決を目指す団体の広報・資金調達の仕事をしたり、前職は社会問題の解決に特化したクラウドファンディング「GoodMorning」で働いていたりと、【社会問題の解決 × PR・クリエイティブ】に強い興味・関心があり、それが現在の生業になっています。


 Q. 気候変動や難民問題にどんな課題意識を持っていますか?

気候変動も難民問題も、メディアで取り上げられることが多く、恐らく大多数の方が「解決すべき課題」だと認識していると思います。ただいずれの課題も、その時間的な「遠さ」や、物理的な「遠さ」から実感が湧きづらく、多くの方が課題意識を感じながらも、一歩を踏み出すことができていない状況なのではないかと思います。

ただ、日本国内でその課題が「顕在化」し、多くの方が「何とかしなきゃ」と気付くことを、指を咥えて待っていられるほど、課題はゆっくり進んでくれません。現在も、私たちの「快適」な生活の先で、洪水や干ばつなどの気候関連の自然災害で、多くの方が故郷からの避難を強いられており、30年後の2050年には、全世界で12億人にのぼると言われています。そして、それは日本で暮らす私たちも、例外ではありません。

この「遠さ」こそが僕自身の課題意識であり、クリエイティブの力で乗り越えるべき壁だと考えています。


 Q. RE:VISION ART PROJECT で実現したいことは何ですか?

このアートプロジェクトで皆さんと一緒に実現したいことは、アートを通じて、気候変動の時間的な「遠さ」を、そして難民問題の物理的な「遠さ」を越え、今を生きる私たちが、今ともに起こすアクションで、その悲劇的な未来を描き換えることです。

今回は東京幻想さんとコラボし、今を生きる私たちが行動を起こすことで実現できる可能性がある未来と、起こさなかったことで迎えるであろう未来の両方を描き、その作品を用いたアートウォールを、多くの人が行き交う渋谷区内の公共・商業施設等に掲示します。

そして、アートウォールを見た方にとって、現在も気候変動の影響を受ける難民・避難民や、気候変動とこの世界の描き換えるべき未来に想いを馳せ、今を生きる私たちの踏み出すべき「一歩」を考えるきっかけになれば良いなと考えています。


 Q.『RE:VISION 描き換える、わたしたちの未来。』にはどんな想いを込めましたか?

オリエンテーションの際に、過去最大級の台風や猛暑が、毎年のように訪れ、もはや「日常」と化した、気候変動が引き起こす問題として、難民問題があること、そしてそれが遠い空の出来事ではなく、未来の日本も例外ではないと伺った際は衝撃を覚えました。 

それと同時に、この問題は「今を生きる、わたしたち」が、何としても食い止めなければならないと強く感じました。

「REVISION」には「改訂・修正」という意味があります。僕はこの言葉に、気候変動が引き起こす、悲劇的な未来を「描き換える (改訂・修正) 」こと、そして「新たな未来を描き (VISION) 直す (RE) 」ことの力強い決意を込めました。


Q. 久保田さんはどんな未来を描いていきたいですか?

誰一人としてこの世界から取り残されず、誰か一人をみんなで抱き締めることができる、強く、優しい未来を描きたいと心から思いますし、僕自身もそのような人間でありたいなと思っています。

いつの世も、この世界には常に何かしらの課題が生まれ、課題が完全になくなる日は来ないと思います。だからこそ私たちに大切なことは、課題を解決し続けられる強く、優しい世の中であること、市民であることだと思います。

今回のプロジェクトでは、そんな未来をともに描く「仲間」と出会うことができたら、何より嬉しいです。ぜひご支援・協力のほど宜しくお願いします。