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小野寺彩香

小野寺彩香

メンバーインタビューでは、RE:VISION ART PROJECT を企画・運営するZ世代のメンバーをご紹介します。第二弾は、本プロジェクトのプロジェクトサポートや、リサーチ、企画・運営を担当する、小野寺彩香(おのでらあやか)のインタビューをご紹介します。


Q. 自己紹介をお願いします!

フリーランスマーケター、アートキュレーターの小野寺彩香と言います。普段はアートプロジェクトの企画、スタートアップ企業のPR業務やマーケティング業務、新規事業の立ち上げ等をお手伝いしています。

大学時代は看護医療を専攻し、卒業後は家具メーカーや住宅メーカー等の一般企業に就職。より自身の興味関心を投影できる、クリエイティブで社会貢献度の高いプロジェクトに携わるため、フリーランスを選びました。

趣味はヨガとクラシックギターと美味しい餃子を探すことです。


Q. 気候変動や難民問題にどんな課題意識を持っていますか?

気候変動は毎日積み重なっていく借金のようなもので、システムが作り出していると言えます。そのため、ひとりひとりが行動を変えることで劇的な変化を起こすのは困難です。だからこそ、スウェーデンのグレタ・トゥーンベリさんは学校でストライキを起こし、各国のリーダーに向けて気候変動に迅速に対応するよう警鐘を鳴らして話題になりました。

経済発展の名の下に長い期間をかけて作られてきた先進国の生活水準を下げて、自分の毎日を大きく変えることに抵抗感があると、自分も含め多くの人が感じているのではないかと思います。2020年7月からプラスチックの買い物袋は有料になっていますが、日本の社会ではエコ、省エネ、SDGsと、言葉だけが先行していて、その先の現実的な成果を出すことには目が向いていないのではないか?と危惧しています。気候変動と難民問題は放っておいても改善しないもの。まずは最前線で被害を被っている人の身の安全、物資の提供を進めることが被害を食い止めることなのではないでしょうか。


 Q. RE:VISION ART PROJECT で実現したいことは何ですか?

今回のプロジェクトを通して初めて、「気候変動を原因に紛争が起こり、難民化する」という現実に直面しました。強制移動を強いられることで水資源や領土、経済圏のぶつかり合いに発展。村の中で略奪や暴動が起きています。気候変動と難民問題の発生はアフリカに多い現状ですが、原因はもっと複合的です。

今回、東京幻想さんにご協力をいただいて、2つの世界線で渋谷の姿を描きました。どうしても巨大すぎて遠く感じてしまうこの問題を身近に考え、将来の日本の姿を想像するきっかけとなれば嬉しいです。

渋谷はこれまで「若者の街」の象徴として、日本の流行の発信地というイメージが強かったと思います。パンデミックを経てこれからの20年、30年後、社会情勢や経済の浮き沈みを体現しながら、様々な時を刻んでいくことでしょう。

RE:VISION ART PROJECT ではアートのチカラを活用して、地球、そして日本の未来、難民とその支援について、あるべき姿はどういうものなのか、多くの方とともに考えていきたいと思います。