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黒部睦

黒部睦

メンバーインタビューでは、RE:VISION ART PROJECT を企画・運営するZ世代のメンバーをご紹介します。第三弾は、本プロジェクトのプランナーの黒部睦(くろべむつみ)のインタビューをご紹介します。

 

Q. 自己紹介をお願いします!

大学3年生の黒部睦です。高校3年生から気候変動問題に対して声を上げ始め、気候変動ムーブメントのFridays For Future Tokyoのオーガナイザーや、Climate Clockプロジェクトなどで活動しています。


Q. 気候変動や難民問題にどんな課題意識を持っていますか?

気候変動の問題は他の社会問題と密接に関係しており、それらを無視して解決することはできません。そしてその中でも私にとって難民問題は、特に目を向けたいものでした。「私が幸せな暮らしをしている間、どこかでは私の暮らしのせいで甚大な気候変動の被害を受けている人がいる。なりたかったわけではなくとも、今の社会では自分は加害者だ。このまま黙って加害者でいつづけたくない。」という想いが、私が気候変動ムーブメントに参加し続けるモチベーションの一つでもあります。気候変動の影響を受けるのは社会的に弱い立場の人々であり、そういった人々が真っ先に難民にならざるを得ないのが現状です。しかし、まだこの不正義に気づいている人は少なく、気づきの機会自体が圧倒的に少ないということに、危機感を持っています。


 Q. RE:VISION ART PROJECT で実現したいことは何ですか?

本プロジェクトで作成するアートの舞台は「渋谷」に設定しています。気候変動によって起こりうる悲劇的な未来と理想の未来を想像することは、気候変動を解決する上でとても重要なことです。その未来が想像できているからこそ、アクションを起こすことができると思います。その想像のきっかけに、日本に住む人にとって身近な場所を舞台にしたこのアートは大いに貢献できるのではないかと思っています。そしてそこを切り口に、気候変動がこのまま深刻化すれば日本でも今以上に甚大な被害が出ること。そしてこれは日本だけの話ではなく、すでに世界では社会的に立場の弱い人が大勢難民になってしまっていることを知ってもらい、難民支援をする方や一緒に声を上げてくれる方が増えることを期待しています。


 Q. どんな未来を描いていきたいですか?

私は幼少期から漠然と「みんな幸せに暮らせたらいいのにな」という想いがありました。その想いは、活動をする中で「人それぞれ幸せと感じる状況は違うから、私の主観で決められるものではないのではないか」「社会が大きく変わらないと、問題の根本は解決しないのではないか」など様々な疑問にぶつかりながら、徐々に精度を上げている途中です。なので私が今描きたい未来は「みんながそれぞれの幸せを感じて暮らすことのできる社会」ですが、きっと今後も変わっていくと思います。(想いがブレるということではなく、より太くブレない自分の生きる軸に変わっていくという意味です。)