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支援が足りない―。物価上昇と支援の縮小が難民や国内避難民に与える影響

支援が足りない―。物価上昇と支援の縮小が難民や国内避難民に与える影響

軍事行動が開始し、一年以上が経過したウクライナ紛争の波及効果により、メディアの注目から遠く離れた、世界の難民や国内避難民に及ぼす影響を示すデータが発表されました。現在、緊急支援が必要な各国に必要な支援額の調達率は、非常に深刻な状態でした。

2022年10月24日、ロシアのウクライナ侵攻が難民や国内避難民に与えた影響は、欧州を遥かに越えたところまで及んでいます。避難を強いられている数百万人が、新型コロナや異常気象、終わらない紛争の長引く影響と既に格闘していた中、この紛争により食料や燃料の価格は上昇し、サプライチェーンは寸断されました。

しかし、ニーズが高まる一方で、避難を強いられている人々への人道支援にかかる費用も急増しています。これもウクライナ紛争の影響です。先日、フィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官は、年末 (2022年) までに7億米ドルの追加資金を投入しなければ、UNHCRは世界中で避難を強いられている人々に対する重要な援助を削減せざるを得なくなると警告しました。

そして、UNHCRは先日、世界の隅々で忘れ去られた難民や国内避難民が直面している困難の数々、そして資金不足を解消しない限り、これらの困難が倍加する可能性を示すデータ「Out of the Spotlight (世間の注目から離れて) 」を公開しました。

例えば、コンゴ民主共和国では、数十年にわたる紛争により2,700万人が飢餓に追い込まれ、550万人以上が故郷を追われ、アフリカ最大の国内避難の危機を生み出しています。東部では暴力行為が続き、数十万人が避難していますが、人道的対応への資金援助は追い付いておらず、昨年9月末時点で40%しか充足されていません。

このような資金不足で、UNHCRはどの重要なプログラムを削減するかという厳しい決断を迫られています。イラクやヨルダンに滞在する難民に対する現金給付の削減、ウガンダに滞在する難民の子どもたちの教育や石けんの提供の縮小ー。

私たちはこのような課題に対して、忘れずに関心を持ち続けること、そして、自分なりの一歩を継続的に「踏み出し続けること」が非常に重要であると考えています。RE:VISION ART PROJECT はアートの力で、そんな社会問題に対する無関心を打破し、解決に向けた一歩を「踏み出し続ける」ための連帯をつくる挑戦です。

500円からご支援いただくことができ、本プロジェクトへのご支援が集まるほど、アーティスト・東京幻想とコラボしたアート作品が徐々に姿を現し、特設サイトから合計で10,000口の支援が集まるとその全容が明らかになります。皆さまからいただいたご支援は、世界各地の難民支援に役立てられます。

本サイトからご支援いただくことが可能です。ぜひご支援・協力のほど宜しくお願いいたします。
#REVISION #気候変動と難民