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長野智子
毎年のように訪れる「観測史上最高」で「10年に1度」の自然災害。日本に暮らす私たちも、気候変動の影響を受けていますが、世界で弱い立場にある人々は、既に困難な状況にありながらその影響を強く受けています。
先日訪問したバングラデシュにあるロヒンギャの難民キャンプでは、毎年モンスーンの季節に豪雨に見舞われ、洪水や地滑りの深刻な被害が発生しています。こういった災害は、暴力から逃れ避難生活を送るロヒンギャの人々をさらに苦しめています。このように気候変動は、避難民を発生させる原因になるだけではなく、既に避難生活を強いられる人々の生活をさらに困難にしているのです。
しかし、この「気候変動と難民」の問題はほとんど知られていません。普段の生活の中でこういった問題に目を向けることは難しいかもしれません。この『RE:VISION ART PROJECT』はアートの力で、この「気候変動と難民」の問題に気づきを与え、行動につなげることができるプロジェクトだと思います。一人でも多くの方にこの問題を知っていただき、解決に向けた一歩を踏み出す仲間になっていただければと思っています。