宇多丸例えば既に生活に支障をきたしつつある気候の変動ぶり一つ取っても、「誰かにしわ寄せを押しつけてようやく回る」ような世界の仕組みがいよいよ限界を迎えているということ、遅まきながら我々も実感として理解せざるを得ない段階に、今まさに突入中なのは明らかでしょう。無論これは地球規模で取り組んでナンボな問題ですが、正しくコストを払うよう権力を動かしうるのは、やはり我々一人一人の声でもある。人間の意地、見せ所!